5.簡単なバレンの包み方

5.簡単なバレンの包み方

5-1 当て皮及び バレン芯を包む竹皮の選び方


5-2 包む前の竹皮の処理

① 竹皮を水に浸ける(10分程度でokです)
   布でしっかり水分を拭きとる(竹皮が柔らかくなり、加工しやすくなります)

② 竹皮の内側に剪定バサミの柄(お皿のアールでもよい)をあて、バレン芯の当たる範囲周辺をしっかりと繊維を潰す。
(繊維と直角の方向に力をかけ、繊維のツブシを行う)

③ 同様に和紙に接する面も、繊維を軽く潰す。  

5-3 事前に用意する道具など

竹皮でバレンを包むときの補助バンド(全て百均の材料で作ることができます)

愛用のシリコンオイル


5-4 うまく簡単に包むためのポイント

 竹皮で当て皮とバレン芯を包み、未だ竹皮が湿っているうちに、整形するためハンカチを被せ、荷造りの紐でしっかりと縛り上げ、1時間程度放置し、ハンカチを外すと、比較的キレイな包みになっています

一時間経過しましたハンカチを解いてみましょう

バレンを包み終わったら、シリコーンオイルで化粧をする。ツヤが出て竹皮の保護にもなる。

バレンを包み終わったら、シリコーンオイルで化粧をする。

不要部分をカットし、シリコンオイルを塗布します。(ツヤが出るくらい手で塗る)
湿らせた和紙に接するので、その水分からバレンを守る意味がある。

シリコンオイルはホームセンターかWebで購入してください。摺りの時このシリコンオイルが大変よく滑り、湿らせた和紙に直接バレンを置いて圧力をかけても良く、トレッシングペーパーなどの介在物も一切不要となります。介在物があると摺りが弱くなります。

移動時に、持ち歩くバレン、8コと16コ

5-5 本摺りする前のなじませ方

バレンの包み皮は使い捨て(消耗品)ですので、穴が開きそうになったら事前にバレンを包みの中で回転させ、穴あきを防ぎます。

ただし、消耗品なので、また摺りには全く影響を与えませんので、早めに取り替えることが重要です。

摺りに影響を与えるのは、重要なバレン芯の小さなコブのなじみが必要なので、試し摺り時に新しいバレンを使い、徐々になじませることが肝要です。

新作のバレン芯はコブのエッジが効きすぎるためです。

肝心な本摺りのとき、準備万端なバレンで摺るのです。

長年、同じバレンを使い続けるとコブがへたりエッジが効かなくなってきます。

そのときは、当て皮からバレン芯を外し、バレン芯の取り替えが必要になります。

なので、バレンは複数作っておくことになります。